File Number 75 Eagle Bass 80161(やくもさん提供)

さて、今回紹介するのは比較的珍しい78年製80シリアルもの、かつコアネック、メープルウイングのイーグルベースである。センターに濃い色、サイドに薄い色の組み合わせ独特の雰囲気をもっており、特にこの組み合わせの材構成はレギュラーではなくオーダー品に多いようである。ウイング材はハードメープルで当時主流のプレーンな杢目。コアとメープルのサンドイッチを逆にした場合の音響特性の違いはどうであろう。スルーネックの場合ボディまで材質が変わったのと同じ効果 がある。柔らかいネックに固いウイング、固いネックに柔らかいウイング。鉄と豆腐の組み合わせではギターは作れないが、ある程度の固さをもった木どうしでの組み合わせでは想像はつけど実際の出音は個体差も大きいだろう。ちなみにこの個体は全域に渡ってクリアに良く鳴る枯れた出音である。比較的数の少ないレギュラー品ではない背景としては、メープルネック、コアウイングの組み合わせと比較して音的にあまり差がなく、ネックは固い方が反りに有利であることから、見た目優先で特注されたものが多いということがあるのかも知れない。

ベースにおおいマスターボリュームの右にずれた配置。Badass BridgeにP-Bass x 2。ストライプはローズ系の色に見える。ストラップボタンはノンロックのもの。

青いインテリアのハードケース。純正のようであるが、把手の金具隙間が広い。

回路類やジャックプレートはオリジナルであるが。。。

なぜか謎のネジ穴が余計に空いている。バックパネルはオリジナルのようである。これは一体何を意味しているのだろうか?製造ミス??まさに謎である。ただ、もしかしたらこのパネルはオリジナルでないかも知れない。白が白すぎる気がしないでもない。

ヒールの形状が良くわかるカット。メープルウイング、コアネックの配置は独特の雰囲気。

80xxxの特徴である一点止めのロッドカバー。

MADE IN U.S.Aの刻印のないまっすぐに配置されたシリアル。

仕込み角は浅めか。

いいですねえ(^^) かっちょいい〜。