File Number 44 Eagle 82978(KAZさん提供)

さて、今回紹介するのは大変状態の良い79年製Eagle コアモデルである。Rロゴの突起なし以外は79年製の典型的な仕様である。フロントにDiMarzio PAF、リアにSuper Distortionを搭載。ストラップロックはウイングの裏に位 置している。82XXX後半のため83XXXと同じく、ストライプの幅はかなり広め、Mother of Pearl diamond position mark Inlay 、3点止めロッドカバー、Grover Imperial Tuner、Leo Quan Badass Bridge、Vintage Knobに1Master Volume 1 Master Tone、1 Booster Volume、6 position varitone switch、1 phase switch、2 tap switch 、1 Booster、Booster on/off switchとなっている。

83xxxシリアルと同様の82XXX後半の特徴はストライプの幅がエスカッションよりもかなり離れて外側に位 置する点である。(過去の83XXXを参照)

木目も典型的なコアの木目。適度にフレームのでたfigured Koaは上品な印象を与える。

ヘッドの日焼けの少なさが状態の良さを表している。Rロゴは突起無しの後期型。ヘッドベニアのハカランダの木目は上品である。ロッドの加工も手作り故トップのネジ穴がキャビティの中に開けられている。

上品と言いながらネックは派手なトラ目。トラ杢は狂いが生じやすいためネックにはあまり使用されていないが、この個体は一度ネック調整されており、コンディションはベストな状態に保たれている。

ネックの薄さもこの時期のある職人の特徴。

ウイングにも上品なトラ、白く飛んだコアの独特の杢が表れているスイッチ類はオリジナル。

継ぎ木はヘッドの上部、若干ナット部に塗装の浮きがあるがここはナット交換時に割れやすいので仕方がない。ヘッドベニアは若干厚めか。

バダスのネジは長いタイプ。ボディも状態が良く保たれている。

弦高は若干高めの設定か、仕込み角の割にスタッドが高く見える。

フィンガーボードがハカランダであることは、横の断面 で確認できる。独特の木目である。

ジャックプレートもオリジナル。サイドの状態も打痕等見られない極上の状態。

回路はリワイヤリングされているがパーツはオリジナル。

KAZさんの愛器ニ羽はいずれも今年の後半に購入されたもの。(クリックすると拡大します)

今では珍しい純正のストラップ。

なんとケースにはロゴが印刷されている。

内ばりは赤の83xxxと同様のタイプ

 


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