見よ、この素晴らしい個体を!というわけで、今回紹介するのはこれまたウルトラレアなフルエレクトロニクス、3:3ヘッド仕様、fixed bridge仕様の本物のWarlockである。基本的にWorlockはマホガニーボディのソリッドカラーなのであるが、稀にメープルやコア仕様も存在している。しかもこのナチュラルキルト!3:3ヘッドのものはカタログにも載っているが実際のモノは非常に少ない。しかも大抵はケーラーがマウントされたアーム仕様であるが、これはQuadmatic仕様(Badassに交換)である。バリトーンなしのフルエレクトロニクスはこれまたレアで他の機種には採用されていない。Warlockは後にB.C.Richを安物路線に走らせたまさに魔法使いなのであるが、この個体にはそのオモチャっぽさはみじんも感じられない。 そう、この個体自身はあくまでも正統派B.C.Richでありながらその後から派生する分身には魔法をかけてオモチャにしてしまい世界征服までしてしまったのだ。そしてそのデザインは後のBeastに引き継がれて行くことになる。 |
光線の加減により様々な表情を見せる杢。ノブはVintageに交換。ピックアップは結局クリームカラーのPAF/SDという組み合わせに落ち着いた。 |
WarlockIIと違い、バインディングはなくベベル加工された外周。インレイもダイヤになっている。バダスは現行品。 |
ボディの厚みは45mm。これはアーム付きのWarlockIIとほぼ同じ。アーム付きのモッキンとも同じ。Warlockは初めからアーム仕様を前提にボディの共通 化がされていたようである。 これはデビュー年のカタログモデルに既にケーラーやシンクロ仕様が登場していることからも想像できる。(逆にfixed bridge仕様の写真がない)ちなみに重量は3.8Kg。 |
ぺグのボタンは109Cのものに交換、ロッドカバーはレアなアルミ仕様。 |
だk
ぺグ自体はメーカー不明だがこの時期のカタログにはゴトーも明記されているためその可能性は高い。シリアルは詰め気味に打たれている。 |
ヒールからもボディの厚みがよくわかる。バックのコンターやベベル加工もWarlockIIとは異なっている。 |
バックパネルも特殊形状。Moser Custom ShopでのWarlock用バックパネルとは形状が異なっている。 |
ジャックプレートは交換されている。スイッチも全交換した。 |
配線材をBELDENに交換、ハンダもKESTER44を使用。 |