File Number 143 Bich 89060(cracker-jackさん提供)

今回紹介する個体は、根強いファンの多いソリッドカラーのBichである。80年代中期のカタログで大々的に紹介されているソリッドカラーものであるが、この個体はメタリックパープル(正式名称はUltraViolet)でアメリカンな雰囲気が漂う逸品(別名ヤンキー)である。このボディラインにこのカラーでありながら、下品にならないのが流石である。84年のハードウェア構成としては標準的なQuad Matic Bridge 、ノブやスイッチ類もおなじみである。印象的なカラーであるが、思っている程流通している個体は少なく、レアな部類に入る。

ロッドカバーもブラス製のものがこの年代では多く見られる。ロゴは太めの突起あり。

美しいバックのボディライン。

バックパネル、ジャックプレートは1プライ。作り直されているかもしれない。

 

黒黒コンビネーションのピックアップはソリッドカラーにマッチしている。日射しのせいか指板はかなり色が薄く見える。

メタリックカラーは光の加減で色が変わって見える。

10弦用に改造されたQuad Matic Bridge。ドリルホール加工はこの年代までニール本人が行っていた。

コントロール類の配置もインポートものや近年ものにはバランスの悪いものが多く見られるが、やはりオリジナルは安心して見られる配置である。

ペグの裏蓋はフラットなタイプ。

ブラウンケースはshin1さんより譲り受けた純正品。非常にレアである。

 

U.S.Aなしのシリアル。

Vintage B.C.Rich Maniacs!
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