この素晴らしいキルトを御覧あれ!といわんばかりの凄い木目。今回登場するのは81年製のキルトが美しいメープルのモッキンバードである。ブリッジが自社製のQuadmaticに変更されたのは80年からであるが、ノブが変更されたのはおそらく81年からである。ロッドカバーが金属製になったのは古くは建国記念モデルの76年が最初であろうと思われるが、量 産モデルで採用されているのは80年頃からである。また、このような派手な木目のものは'70'sでは殆ど見られない。見た目の派手さが流行り出したのが80年代になってからなので、時代の流行に合わせたのであろう。ケースは型抜されたもの。 |
バケットシートにたてかけられた背後にはさり気なくアリアのモッキンが横たわっている。。 |
ストライプ幅は中間タイプ。木目がこれだけ美しいと木目にしか目がいかない。。 |
仕込角は標準からやや浅め。ボディの面取りからもキルトがわかる。上の写 真との違いはストラップピンが移動されていること。近年のジムダンロップに交換されている。 |
バックも美しい木目。若干バックル傷が入っているが、良く弾き込まれた証拠である。 |
ネックはプレーンな素材。よほどシーズニングが完璧でない限り、ネックに杢のはいったものは狂いやすいので意図的にプレーン材を使用していることが考えられる。 |
壊れやすいパネル類も完璧な状態。 |
ブリッジはかなり使い込まれたためメッキがはげている。 |
日焼けの具合がよくわかる。ロゴは85なのに突起ありのタイプ。ちょっと太っているか? |
コントロールは標準的使用。トグルスイッチも白の背の低い標準タイプ。 |
継ぎ木はストライプ幅が中間タイプなので耳にわずかにされているタイプ。シリアルはかなりはっきりとアールにそって打刻されている。ヘッドの幅は狭く感じる。 |
若干深めに見えるヘッドの角度。ブリッジ変更によるテンションの違いと関係あるか? |
回路部。ブースター基板はお馴染みのもの。ポット類は交換されている。キャビティはメープル部分で完結しており、ストライプのローズには至っていない。 |