File No.21 Bich 80432

Bichは76年にデビュー後種々のマイナーチェンジを経て現在に至っている。今回は78年製Bichを紹介する。

特徴的なのは、78年に多く存在する一点どめのロッドカバーである。オールドRロゴ。

極初期のものはダイヤインレイであるが、この個体はクラウドインレイ。リアピックアップおよび、エスカッションは交換されていると思われる。(ネジが違う)

76から78年製の特徴はこの副弦押さえである。ネジでとめているタイプは78年のみである。79年製はプラスチック(師匠のビッチ参照)、80年製はブリッジが変更されたため弦押さえもなくなっている。

一般的なBichのコントロール。マスターボリュームのノブは交換されている。

副弦の角度に注目。後年にくらべテンションがきついはずである。

リアピックアップのネジが違うのがわかる。

バックパネルの形状も後年のものと異なる。

実はベタ塗りの赤ではなく、シースルーになっている。木目が見える。材はメープル。

わかりづらいが、シリアルは BICH 80432 と二段になって刻印されている。

 

副弦のペグが一個だけ最近のものに交換されている。裏蓋に渦巻きがなく、トルク調整ネジはプラスネジになっている。

ゴム足の片方はクギで固定されている。

後期の回路と比べ、線材等全然異なる。塗装面が少し荒いところがあるのでリフィニッシュを疑ったが、キャビティをみるとオリジナルのようである。

 


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