今回紹介するのは数の少ない74年製のSeagullである。殆どのSeagullは75年製と思われるが、明確にシリアルが4から始まっている個体は珍しい。
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B.C.Richのギターは年代が古い程造りに手間がかかることをする傾向にあるようである。ジャックプレートも角の面取りは初期の特徴。 |
塗料は76年以降材質が変更されている。Seagullは塗装がかなり薄いものと厚めのものにわかれているようである。塗装の状態があまり良くない個体が多いのは塗装が薄い個体が多かったからである。イーグル以降は塗装は均質化されていく。 |
ゴールドメッキのギルドとバダスの組み合わせ。ニッケルメッキの個体もあるが、グレードに違いあったかは定かではない。ピックガード下にキャビティ加工はない。 |
キャビティ内部まで塗装されている。トグルスイッチ周りのダメージは表面だけで木部には達していないようである。 |
ペグは初期のグローバー。本体は150と同じだがボタンが異なる。初期のシーガルにはこのタイプがいくつか確認されている。 |
ロッドカバーはスリムで、ヘッドにもバインディングのない76以前の特徴が表れている。 |
キャビティも落とし込み加工されており、手間がかかる仕様になっている。 |
バリトーンこコンデンサも年代が違うため緑のよく見るタイプではない。 |
この時期のケースは一回り大型でフォームフィットタイプとなっている。 |
Vintage B.C.Rich Maniacs!
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